2月 08

2月8日の1ツ目小僧

2月3日付けで勤務先のBlogに書いたものの転載です。


 

Masayoshi_Hitotsume-kozo

節分の日には「家から鬼を追い出す」というイメージがありますが、むしろ「外から鬼がやってくる」という方が昔は主流だったフシがありまして、ヒイ ラギにイワシの頭をしばりつけて軒先にかざり、その生臭い匂いで鬼を寄せつけないという、いわいる「イワシの頭も信心から」という言葉の語源になった風習 をきいたことがありますね。

で、そのやってくる鬼は1ツ目の鬼だという話が、山梨や香川など、広い地域で言われているようです。

12月8日と2月8日は「コト八日 (ようか)」と言いまして、つまり12月が「事納め」、2月が「事始め」です。
いわいる、前年に山に帰った「山の神」がまた村へやってきて「田の神」となるその途中の姿ではないか、という説もあるようです。

この「コト八日」には1ツ目小僧が家にやってくるとする地域が全国にあります。

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2月 02

善光寺のひみつ?

勤務先用に書いたものの転載です。


 

jizo

さて、そんなわけで善光寺の話まとめだ。

---だいぶあいだがあいちゃって、なんのはなしか覚えていませんけどね。

まあそういうな。前回善光寺は実は結構「たたる」ヤバイ寺なんじゃないかという話だったな。そして、善光寺は善光寺ご本尊だけでなく、別所の北向観音にまでみはらせなければならないような、ヤバいものがいるのかもしれないということ。

---オカルト嫌いなんじゃなかったでしたっけ?

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1月 31

読書:その科学が成功を決める

前にも書いたけれども、図書館でいわいる自己啓発本的なのを借りてきて、「うはは、そんなわけねー」などと言いながら読むのが最近の楽しみの1つだったりする。どんなつまらない本でも1節ぐらいは結構いいこと書いてあるものだし、どんなにおもしろい本でも結局記憶に残ってるのは1節ぐらいしかないもので。

で、この本。これも自己啓発系の本といえばそうなのだけれど、ちょっと毛色が違う。

自己啓発本のたぐいでよくいわれているようなことは本当に根拠があるのかあるのか?
「どこそこの実験で証明された」というのは本当なのか?

よくいわれている「どこそこの実験で」というのが、実はほとんど記録が残っておらず、実験したのに記録が残っていないなんてことは大学や研究施設であるはずもなく、つまり多くが単なる都市伝説なんだそうである。

それを踏まえた上で、さらに「どこそこの実験で証明された」というのがちゃんと記録にのこってるものを集めた、もうちょっと科学的っぽい自己啓発書である。

結果的にはあんまりびっくりするような、魔法の杖のようなことは書かれていないのだけれどもね。

著者のリチャード・ワイズマンというひとは大学の心理学者だけれども、若い頃にはマジシャンだったそうで、超常現象を否定するテレビ番組に出たりして、なかなかおもしろげなひとらしい。

で、この本は、いわいるそーゆーオカルトと自己啓発を同じようなものとみて、検証している本なのだけれど、「ほーらそんなの嘘っぱちじゃん」という論調ではなく、むしろそういったいろいろに対して愛情深く、しかしきっぱりと判断をくだしているところがとても好感をもてる。

どうでもいいんだけど、英語文書の日本語訳がたいへ読みづらいのは言語ののもつ情報量の違いなんだろうか。

1月 06

たたる善光寺

勤務先用に書いたものの一部修正転載です。


 

お正月の善光寺山門あけましておめでとうございます。こちらのお写真はつい先日撮ってまいりました、お正月モードの善光寺山門です。

善光寺境内には、昨年世界中を席巻しました、Google の位置情報ゲーム「Ingress」のポータルキーやレゾネーターといったアイテムが、普段は見られない量投棄されておりまして、あ、もちろんゲームの中のお話ですが、まるで東京山手線の主要駅のようなありさまになっておりました。これを書いているワタシは善光寺境内でJR奈良駅のせんとくんのポータルキーを拾ってしまいましたが、全国からエージェントの方々がいらしていたのだなあと。御開帳がはじまったらどうなるやら、今から楽しみでございます。

さて、前回なにやら不穏な終わり方をいたしましたが、その続き。

善光寺というのはもちろんお寺なわけで、奉られているご本尊は日本最古のお仏像。となりますと、因縁話のひとつもあるのではないかと。

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1月 04

読書:スティーブズ (1)

もうすっかり過去の話になっちゃってるけれど、かつて「パソコン」の開発をしている人たちは変なひとばっかりだった。

それこそメーカーの開発部隊にも、本当はミュージシャン志望だったひととかがわんさかいたし、下請けにしても、昼間はラーメン屋さんで夜プラグラミングしているひととか、本業は有名出版社で有名雑誌の編集をしているのに、こっそり副業でプログラミングしているひととか、そういう人がわさわさいた。

わさわさいるのが普通だったのか、たまたま自分がいたあたりにそういう人が集まっていたのかはよくわからないというところはある。

そして、その頃、プログラムを作るというのは、ミュージシャンが音楽を作ったり、小説家が小説を書いたりすることと同じ、クリエイティブなこととしての意味合いのほうが高かった。と、ぼくは思っていたのだけど、これも僕の周辺だけのことだったのかもしれない。当時も今と同じようにナガノで生きていたので、あまり同じギョーカイのひとと交流はなかったのでよくわらない。

そして、そういう変なヤツらのトップランナーだったのがスティーブ・ジョブズ、スティーブ・ウォズニアック、ビル・ゲイツといった面々だったのは間違いない。

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1月 03

2015

2015年という年はどういう年なのだろうか。ちょっと調べてみた。

  • NHKラジオ放送開始から90年
  • 第二次世界大戦・太平洋戦争から70年
  • 日本航空123便墜落事故から30年
  • 阪神・淡路大震災から20年
  • 地下鉄サリン事件から20年
  • ジェッターマルス誕生
  • バック・トゥ・ザ・フューチャーでドクとマーティが訪れた未来

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12月 28

善光寺と北向観音

勤務先用に書いたもののの一部修正転載です。


 

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東京駅開業100年を記念した Suica が発売になったそうで。いろいろと騒動もあったようですが。

長野県内ではJR中央線・小海線・篠ノ井線などのごく一部の駅でしか Suica は使えませんが、なんでも来年の善光寺御開帳では善光寺境内でさまざまなことに Suica が使えるとか。東京駅100年の大正チックなデザインの Suica で善光寺の御朱印をいただくなんてのも絵的になかなかかっこいいかもしれませんね。

使えなくてもいいから、チャージだけでも地元でできると、出張で東京行ってから慌てなくて助かるんですけどねェなどと愚痴りつつ、2014年もそろそろ押し迫ってまいりましたね。

年明けの初詣はどこに行こうかな、なんてお考えの方もいらっしゃるのではないかと。

そこはまあもちろん善光寺へ!と言いたいところですが、来年4月から御開帳ですから、それまでのお楽しみに今回はとっておきまして、ちょっと別のところをご紹介させていただきましょう。

信州上田の別所温泉といわれるあたりに、北向観音という観音サマがいらっしゃいます。

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12月 18

善光寺と諏訪の神様

勤務先用に書いたものの転載です。


 

諏訪大社

来年4月に迫った善光寺の御開帳ですが、これは数えの7年、実際には6年に1度だけ行われる、とてもめずらしいイベントです。

長野県にはもう1つ、数え7年・実際6年に1度行われるイベントがありまして、しかも決まって善光寺御開帳の次の年に行われます、諏訪大社の御柱祭りというものがあります。

これは諏訪湖の辺り、諏訪大社という神社の「建て御柱」というおおきな天然樹の柱を建て替えるお祭りなのですが、この柱になる木を運んでくる課程がすべてお祭りでして、特に木落し坂という大きな坂から木をすべり落とす際には、その木の上に多くの氏子がまたがって、木と一緒に坂を滑り落ちます。

これが大変な迫力でして、かつてはこれによって亡くなった方が出たりしております。日本を代表する奇祭といわれております。

善光寺の御本尊に関しては前回まででなんとなくわかってきたような気がしますので、ちょっと休憩がてら、諏訪の神様はどんな神様なのか、ちょっとだけ先取りしてみましょう。

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12月 12

善光寺と宗教戦争

勤務先用に書いたものに一部加筆・修正しています。


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先日の善光寺の御本尊はどんだけ古いのかというお話しで、実は日本最古の仏様だったというお話しをさせていただきました。

ちょっと前回書いたのはいろいろ正確でなかったようなので (汗) もうちょっと詳しくみてみましょう。

朝鮮半島にありました百済という国から、日本、というか当時は倭国というのですかね、仏像や経典が国家間の公的な贈り物としておくられてきます。これを仏教公伝というのだそうで。どうやら善光寺の御本尊である阿弥陀如来像もその中の1つだったということのようですね。その阿弥陀如来像の自称ですけれども。

で、まあ当時の欽明天皇が、これどうしたもんかなー、日本でも仏教やるかなーと悩んだわけです。

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12月 02

善光寺と先日の地震

勤務先用に12月1日づけで書いたものの一部修正転載です。


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先日の大きな地震から1週間たちました。そろそろ余震も大丈夫かな?というところですね。

ここんところ来年の御開帳に便乗して善光寺の話題を書いておりましたけれども、その善光寺さんにも結構な影響がでているようでございます。

掲載させていただきましたお写真は、Ingress というゲームにおいて善光寺界隈でご活躍されていらっしゃる Icebraker1 さんにご提供いただきました。11月24日撮影のものです。

報道にもありましたとおり、石灯籠や石碑の類がいくつも崩れておりまして、ただ崩れただけならまた積み直せばいいじゃんと思ったものの、お写真を拝見しますとボッキリへし折れちゃってるものも少なからずなようでして、結構たいへんなことのようです。

こ の Ingress、善光寺の灯籠もこのゲームの「ポータル」という拠点になっておりまして、しかもその中でも結構重要な中継ポイントになっておるものもござ いまして、少し前まで長野県全域で Darsana というこのゲームの特別なイベントも開かれておりましたので、場合によっては地震発生時、倒壊した灯籠のちかくにエージェント (Ingress のプレイヤーのことをそう呼びます) がいたりしたんじゃないか、けが人がでなくてなによりであったと Icebraker1 さんのお言葉でした。いやはやまったくでございます。

さて、以前にも書きましたが、大きな地震がおきると、かわら版などで「鯰絵」という、オオナマズを退治する風刺画が描かれるという流行がその昔ございまして、その元祖は善光寺地震が発祥でして、オオナマズを退治したのは善光寺の御本尊である阿弥陀如来だったのであります。

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