召使い語をやめたい

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ついつい楽だからメールとかで書いちゃってるけど、いつからこんなコトバづかいになったんだっけ?

コンビニとかファミレスで「以上でよろしかったでしょうか」みたいに言われるのとおんなじだよね。あと、スーパーのレジとかで、両手をヘソ前に変な角度で組んでお辞儀されるのとかと。

要は、定型化されたコトバづかいやアクションをとっておけば、文句は出にくいだろうみたいなことにすぎないわけで、まあ思考停止なんだよね。

それにしても、いくら巷間はやっているからって、なんでこんな一億総執事化みたいなコトバづかいになっちゃったんだ。と、自分のことを棚に上げて一般化してみる。

自分はある程度複数回面会したひとには、たとえ年上だろうと格上だろうとそこそこタメ口を使うことを信条としているのである。そこそこということは、そこそこ敬語も混ぜるわけで、それは実は年下だろうが自分ちのガキだろうが、同じだったりするのだけど。

もちろん、相手は快く思っていないかもしらんけども、それでもあえてそうしている。「もうコイツはそういうしょうがないヤツだ」と思われたほうがいろいろな意味でその後いいことが多いと思いこんでいるからだったりする。ほんとにいいことが多いかどうかは、比較対象がないのでしらない。

それなのにメールはなぜだかこんな召使いみたいなコトバづかいで、なんか変である。

まあ、もっともメールがそもそも面倒なので、メール以外の手段でハナシが通じるひととなるべく関わっていけるようにしたいと思っているのだけど。

しかし、チャットだと距離が近すぎるというのはある。メールぐらいがほどよく遠いし、こういう召使い語を使うということがそもそも「アンタと仲良くする気がない」と表明しているのだということが言えるわけだ。

つまり、僕がいつまでも「なになにでございます」などと言って、タメ口を使う様子がない場合、「あんたと仲良くする気はない」と暗に表明しているという可能性もありうる。いやーどうなんだろう。そんなことありませんよ、たぶん。

というわけで、最近のテーマは「メールで召使い語をやめる」だったりする。おかげで言い回しが変になっていたり、かえって怪しい居酒屋みたいな「よろこんでー」みたいになってたりするかもしれないけれど、試行錯誤中なので勘弁してほしい。

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