勤務先用にかいたものの転載です。
御開帳開催中の善光寺さんへのお参りのついでにハックできるIngressポータルのご紹介。もう飽きました?まだまだ続きますよー。第4回めです。
前回の仁王門をくぐりますと、こんなカンジで善光寺の仲見世通りとなっております。
道の両脇に仏具店やらおみやげものやさんやらお蕎麦屋さん、おやき屋さん、味噌味のソフトクリームなどなど、楽し気なものが立ち並んでおります。
え?御開帳とか言いながらずいぶん人がいないじゃないか?いやいや、大勢いらっしゃるとお顔をボカシいれたりするのが面倒なので、昨年夏頃に撮影したものを貼らせていただいたんですってば。実際には大変な賑いになっておりますよっと。
で、ちょっと進んでいきますと、冒頭の写真の大きなお地蔵様が左手にいらっしゃいます。こちらが本日1つめにご紹介のポータル。実は現在は「地蔵館 松屋旅館」という、旅館なんです。
なんで旅館にこんなでかいお地蔵さんがいらっしゃるのかと言いますと、実は元禄13年 (西暦1700年) まではここに善光寺の本堂こと「如来堂」があったのだそうで、大火で焼け落ちて現在の場所に本堂が移された後、その名残としてこの旧如来堂跡地蔵尊という延命地蔵さんがおわすようになったそうです。
このお地蔵さん、善光寺本堂の方ではなく、道の向かい側を向いていらっしゃいまして、そちらにはこんなカンジの看板が建っています。
如来堂と善光寺本堂は現在は別々となりまして、この先に新しい如来堂がたっています。仲見世からはずれてちょっと寄り道してみましょうか。
こちらが本日ご紹介する2つめのポータル「釈迦堂」です。なんか柱が建ってますね。このように、善光寺の御開帳では善光寺御本尊だけでなく、周りのお寺でもそれぞれの御本尊から紐でつながれた柱が門前に建てられており、これを「回向柱 (えこうばしら)」といいます。
前にも書きましたが、善光寺御本尊は絶対秘仏で して、御開帳されるのはそのレプリカ (といっても鎌倉時代に作られた大変貴重なもの) なのですが、それでもどえらく混雑するので、なかなかみんなが御本尊にお参りするというのは正直難しいのですけども、このように各お寺に回向柱が建ってい るので、それに触れば御本尊にお参りしたのと同じ御利益があるとということになっています。
どういう理屈か知りませんけど、まあ楽に越したこたあないですね(ォィ。
で、この釈迦堂の御本尊ですが、実はこのような寝っ転がったお釈迦様です。
これは釈迦涅槃像 (しゃかねはんぞう) といいまして、涅槃 (ねはん)、つまりお釈迦様ことゴータマ・シッダルタさんがお亡くなりになったときの様子をあらわした像でして、こういう涅槃像を御本尊としているのは全国でもめずらしいのだそうですな。以前、善光寺御本尊は戦国時代には日本各地を流転するハメになったというおハナシをしましたが、その時に、善光寺御本尊を拾った本多善光とその一家の像とともにこの涅槃像も全国をまわったのだそうで。
そんなわけでして、回向柱触ったからいいやとか言わないで、お時間さえ許せば是非この寝ころんじゃってるお釈迦様にもお会いになるとよろしいかと。
こちら、「毘沙門天」 とのぼりがたっておりまして、釈迦の守護四天王の1柱である毘沙門天の像もいらっしゃいます。実は善光寺界隈にはこの毘沙門天にはじまり、七福神が勢揃い しているのですけれども、これは善光寺門前をあっちこっち広い範囲に点在されておられるので、今回は割愛しますけれども、もちろんそれぞれポータルですか ら、是非探しまわってハックしまくるのもまた楽しいかと。
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