単純にこわいので

雑感

その昔「学研の科学・学習」に連載されていた漫画が復刻されているらしい。「科学」に掲載されていた「できる・できないのひみつ」と「コロ助の科学質問箱」は自分も読んでいた。

もう一度見たい!あのころの学研

あと最近Kindle Storeが少し前にやっていた石ノ森章太郎特集で「チックンタックン」の1巻が無料になっていたのを読んだ。これも確か「科学」に連載されていたはず。自分が読んでいた頃は「チクタク大冒険」というタイトルだった気がする。懐かしい。

……懐かしい?自分は別に「科学」も「学習」も購読していなかったぞ?よく考えたら兄が購読して読み古したヤツを、保育園〜小学低学年のオレが貪るように読み込んでいたんだった。末っ子はツラいよ。で、そこからイモヅル式に思い出したことがある。

小学3年だったかのトキに、この画像のようなテスト問題がでたことがあった。湯気の部分と間の空間の部分がなんなのか答えよ、てヤツ。これ当時の大学新卒の担任が教えるの忘れてたけど、できあいの出版社から買ったテスト問題に出ちゃったのであった。

テスト後に同級生が「あれどう答えた?白いのは水蒸気だとして、間のところはなんて答えた?空気だよな?」なんてみんで言い合っていた。で、オレは、いや、水蒸気は目に見えないので、間のところが水蒸気で白いところは湯気だよ、って答えたわけだが、コイツバカじゃねー?湯気だってよーとか得意げに言いふらすバカがいたんだけど、残念ながらもっと小さい頃にこの手の「科学」掲載のマンガを読んでへええと思っていたオレだけが正解だったわけだ。

しかし担任はその部分について、そもそも自分自身の知識も間違っていたのと、授業でとりあげるべきなのに飛ばしてしまったことが後ろめたかったのか、「今回だけね」といって全員正解にした。むしろお前はなんでわかったのか?とワタシに問うてきたのだけれど、「本で読んだから」とこたえつつ、「自分が本で知っていたのはともかく、教科書にもそう載っているわけで、授業でやったかどうかは関係ないのではないか」と言ったら大変イヤな顔をされた上に、「本当に正しい答えは湯気でなく水と書くべきで、お前の答えもおまけしてやっているのだ」などとほざきだして、うわあオトナゲねーなこのヒト、と思ったものである。
以後なにかとそのセンセーには目の敵にされていろいろとイヤミを言われたものだったなあ、と。

何十年もたって、小学校の同窓会的なものに参加した当時の同級生から「担任はお前が来ないことを気にしている」と何度か言われたのだけれど、まあ、残念ながら、その先生が出席されるならオレは参加しないなあとなんとなく思っていた。あれ?オレはなんでそう思うのかな?と思っていたのだけれど、その理由がわかった。

恨んでるとか根に持っているというよりか、会えばなにを言われるかわからなくて単純に怖いもんなあ、ということだ。子どもの頃大人に対して怖いと思ったことって、おっさんになっても変わらないものなのだなあ

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