諏訪大社とカエルのお正月

御柱

勤務先用に書いたものです。


みなさま新年あけましておめでとうございます。今年もながのモールをよろしくお願いいたします。

さて、皆様初詣には行かれましたか?と書いてから、よく考えたら自分は行ってないやと思ったところなのですが(汗

ここのところ話題とさせていただいております諏訪大社も神社ですから、もちろん初詣は大変な賑わいだったと思われます。

諏訪大社はどうやら他の神社とは違うみたい?と前回書きましたが、お正月のご神事も大変めずらしいものがいくつかございまして、元日に行われる「蛙狩神事」というものがあります。

これは上社本宮での一般的なご神事の後、近くの川の川底を掘り返しまして、冬眠しているカエルさんをつかまえてきます。

そしてそのカエルさんを矢で射抜きまして、生贄として諏訪の神に捧げ、五穀豊穣を祈るだそうな。

えーなんかカエルさん可哀想かもと思うと、やっぱりこのご神事に抗議活動をされている方々がいらっしゃるようです。以下は Twitter で見かけた今年の元日の様子。

はい、これは箱根駅伝の沿道応援のひとではございません(苦笑
これもある意味新たな季節の風物詩となりつつある様子。

実は諏訪の神様は生贄を求める神様なのです。

大社ではなく、別の神社で別の時期に行われるお祭りでは、鹿の頭をたしか3頭分お供えしたりするんだそうです。こちらはさすがに現在ではお祭りのたびに鹿の頭を何頭もハネるのはいろいろと厳しいので、剥製が使われているようですが。

確かに生き物を都度都度あやめるというのはかわいそうではあります。でも伝統的な習俗であればそれを安易にやめてしまうというのも文化的にみてどうかというところもあります。伝統なら殺生をしていいのかというのもありますし、そもそも殺生を禁じているのは仏教の教えであり、こちらの神様は生贄を求めているのだし、というもあります。このあたりは難しい問題ですね…。

さて、諏訪大社の神様については以前、善光寺のときにちょっと触れましたね。あの相撲に負けちゃった神様が生贄にカエルをもらって喜ぶのでしょうか?

いやいや、実は諏訪大社の神様は、まだ別にいらっしゃるようなのです。なんでもヘビの神様だとか。それなら確かにカエルをもらったら嬉しいかもしれません。

そのあたりのお話は、次回以降とさせていただきます。

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